クラブによるアクションのための10か条

クラブは、
1.人種差別を容認しないことを宣言する声明を発表する。声明では、人種差別的なチャント・集団行動や、個人的に人種差別的言動を行った者に対する措置を明確に説明する。さらにすべての試合のプログラムにこの声明を印刷し、また競技場周辺に目に付く方法で無期限に掲示する。

2.試合中の人種差別的チャント・集団行動や、個人による人種差別的言動を非難する場内放送を行う。

3.人種差別的言動に関与しないことを、シーズンチケット・ホルダーの条件とする。

4.競技場内外での人種差別的文書・物品の販売・配布を防止する手段を講じる。

5.人種差別的言動を行った選手に対し、懲戒処分を科す。

6.他のクラブにも接触し、人種差別に対するクラブ方針への理解を深める。

7.人種差別的言動に対する競技場係員とサポーター間の共通戦略づくりを奨励する。

8.競技場にある人種差別的な表現物(落書き、横断幕、プラカードなど)をすべて即刻、消去・撤去する。

9.雇用およびサービスの提供において、機会平等の方針を採用する。

10.プロサッカー協会やサポーター、学校、ボランティア組織、ユースクラブ、スポンサー、地元自治体、地元実業界など、クラブ内外のグループや機関と連携して、人種差別を抑止するプログラムを策定し、人種に関する暴言や差別をなくす運動に対する意識向上を進展させる。